2026年にアジアを旅する人たちは、名所の前で列に並ぶ代わりに、カードショップのショーケースの前に、フォトブースの中に、料理教室のキッチンにいます。国ごとにいま流行っている遊びは違い、それを知って行く旅と知らないまま行く旅とでは、持ち帰る記憶がまるで別物になります。ソウルからバリまで、2026年のアジアトレンド地図を一枚にまとめました。

この地図の読み方
以下の九つのトレンドは、すべてこの夏の検索と報道をもとに検証したものです。国ごとに一段落ずつ流し読みして、心に引っかかった項目だけリンク先の個別ガイドへ進み、予約方法や動線まで確認する使い方を想定しています。数値や条件は2026年中頃の時点で確認したものなので、訪問の直前には公式チャネルでもう一度確かめてください。共通点はひとつだけ。どれも「見る」ではなく「参加する」体験なので、既存の旅程に半日単位でそのまま組み込めます。
韓国:過去最多の訪韓時代の日常体験
韓国はいま、記録を更新し続けています。1〜5月の訪韓外国人は871万人(前年比+21%)、3月は単月206万人で月間の過去最多。その人波が向かう先は、もはや景福宮だけではありません。オリーブヤング(訪韓客の80%が訪問)とダイソー(明洞店は客の半分以上が外国人)、弘大のパーソナルカラースタジオ(月1,000人)とフォトブースの人生4カット(+65%)、そして東大門のボールペンデコ「ボルクク」市場です。五つのトレンドを一日で回るフルコースは2026年韓国旅行トレンドまとめに整理してあります。
日本:趣味が旅行になる国
ポケモンカードは、日本版プレミアムのおかげで遠征ショッピングの品目になりました。欧州・豪州のコレクターが1人あたり35万〜40万円を使って帰るという報告があるほどです。公式ルートのポケモンセンターメガトウキョーから、秋葉原のカードショップ街(ドン!ドン!、福福トレカ)、ビンテージの聖地・中野ブロードウェイ(まんだらけ)まで、ポケモンカード購入ガイドにエリア別で整理しました。
ガチャガチャは、市場が1年で60%成長して1,150億円規模になった国民的な遊びです。渋谷センター街と秋葉原、道頓堀、そして出国前に小銭を使い切る成田空港のコーナーまで、ガチャガチャガイドで扱っています。
ドン・キホーテは、24時間営業の免税爆買いの象徴です。5,000円以上で10%の免税になる仕組み、深夜ショッピングの戦略、カゴに入る定番リストはドン・キホーテ買い物ガイドにあります。

台北:買って帰るお土産から、作って帰るお土産へ
台湾土産の王様・パイナップルケーキを、いまは自分の手で作ります。郭元益(グォユェンイー)士林店のようなお菓子博物館型の体験施設で、生地をこねるところから包装までこなし、完成品10個を箱ごと持ち帰るコースがNT$300〜640ほど。夜はそのまま歩いて士林夜市へつながる、半日+夜の黄金動線です。パイナップルケーキDIYガイドに予約チェックリストまで載せました。
香港:朝のリズムを体験する茶餐廳
1950年代に生まれた香港式の大衆食堂・茶餐廳(チャーチャンテン)は、ミルクティーとエッグタルト、菠蘿包(パイナップルパン)、朝食セットに香港の日常を凝縮しています。相席、速い回転、カウンターでの会計といった独特の文化まで含めて、まるごとひとつの体験です。茶餐廳ガイドでは、初めての入店から注文までのシミュレーションを用意してあります。

ベトナム:フエから世界へ広がった塩コーヒー
2010年頃、フエの「Cà Phê Muối」というカフェで生まれた塩コーヒーは、CNNの報道に乗って世界的な流行になりました。練乳と濃いフィンコーヒーの上に、ほのかに塩の効いたクリーム。混ぜる前にひと口、混ぜてからもうひと口、と一杯で二つの顔を楽しめるのが魅力です。聖地フエからダナン・ニャチャンのカフェまで、塩コーヒーガイドで扱っています。
バンコク:市場から始まる料理教室
バンコクを代表する体験は、シーロムのような現地の市場で食材の買い出しをしてから、パッタイ、グリーンカレー、トムヤムクン、マンゴースティッキーライスを自分で作る半日の料理教室です。料理が苦手でも問題ありませんし、レシピカードが家までついてくるお土産になります。バンコク料理教室ガイドを参考にどうぞ。
バリ:一日をまるごと使うビーチクラブ
バリ旅行の重心は、チャングーのビーチクラブへ移りました。170mのビーチを持つFINNS(入場無料、デイベッドは30万〜50万ルピアのクレジットに転換)と、世界最大を標榜するAtlasが二大巨頭。昼のプールから夕暮れのサンセットまで、一日の設計はバリ ビーチクラブガイドにまとめました。

トレンドを旅程に組み込む公式
九つのトレンドの使い方は、どれも同じ公式に収まります。まず都市の基本旅程を組み、そこへトレンドを半日単位で差し込むこと。東京なら東京4泊5日に秋葉原の半日を、バンコクならバンコク3泊5日に料理教室の午前を、バリならバリ4泊5日にビーチクラブの一日を載せれば完成です。

ひと目でわかるまとめ
- 韓国:オリーブヤング・ダイソー爆買い + パーソナルカラー・人生4カット・ボルクク(過去最多の訪韓)
- 日本:ポケモンカード遠征、ガチャガチャ1,150億円、ドン・キホーテ深夜免税
- 台北:パイナップルケーキDIY(郭元益士林) / 香港:茶餐廳の朝
- ベトナム:塩コーヒー(フエ発祥) / バンコク:市場ツアー付き料理教室
- バリ:チャングーのビーチクラブ(FINNS・Atlas)で一日
- 共通:基本旅程 + トレンド半日。数値・条件は訪問前に再確認
旅程はこう作りましょう
Tripop(トリポップ)に「東京4泊5日、ポケモンカードとガチャガチャの半日を入れて」のように、トレンドを一行添えてリクエストすると、AIが動線に合わせて旅程に配置します。予約のバウチャーは予定にひも付いてオフラインでも開け、国ごとに違う通貨での支出は、外貨家計簿が為替を反映して整理してくれます。アジアのどの都市でも、流行を知って行く旅のほうが、記憶は濃く残ります。
画像: Pexels (Eky Rima Nurya Ganda:秋葉原、Elina Volkova:明洞、Jimmy Chan:香港のネオン、Giuseppe Macri:ガチャガチャ、Peggy Anke:チャングーのサンセット)、Pexels License.